成年後見制度の種類


親の財産を管理するには、親と財産管理契約を結ばなければいけません。これにより親の財産の一部、あるいはすべてについて管理できるようになります。この契約は法的には委任契約となり、報酬が発生します。ただ、子が管理する場合は無報酬と定めたり、定額な報酬となることがほとんどです。

この財産管理契約ですが、親が高齢で認知症を患っている場合は、成年後見制度を利用することになります。ここで重要なポイントは、高齢であっても判断能力があれば成年後見制度を利用することはできないのです。

この成年後見制度ですが、種類としては2つあります。まずは法定後見制度です。これはすでに認知症である場合の制度で、判断能力がないことが判断材料となります。そしてもう一つが任意後見制度です。これは現在は判断能力があるけれど、将来的に判断能力が衰えたり、認知症になった場合に備えての制度となります。高齢になってくると認知症の不安がでてくるものです。そういった場合、高齢者が自分の財産を信頼できる人に管理してもらうよう、家庭裁判所で手続きを行うことで、財産管理を任せられるようになります。またこの2つの相違点として、法定後見制度は後見人を裁判所が決め、任意後見制度は本人が決めるという点がありますので、選任には注意が必要です。